【暮らしの骨格 いろり座談会vo.02 参加レポート】

image6月28日(日)に立派な茅葺屋根が目を見張る、福井旧床屋佐藤家で行われた

にいがた稲作文化ドキュメンタリー&シンポジウム

いろり座談会vo.2 『暮らしの骨格』

KOKAJIYA2階の室礼を運営するブリコールのご夫妻が企画されたこのイベント。

いつものKOKAJIYAを飛びだし、初めて囲炉裏端に腰掛けて

参加させていただきました。

その模様を僭越ながら…少しでもご紹介できればと思います。

 

玄関を開けるとまず、燻された香りに包まれていた佐藤家。

郷土研究家、写真家でもあり、佐藤家囲炉裏端の火焚き爺さんこと、

保存会理事の斉藤文夫さんと奥様が出迎えて下さりました。

まずは、講師ゲストの方々へ打合せを兼ねて昼食準備をお手伝い!

釜戸から立ち上るご飯の甘い香りに誘われて…台所へ向かいます。

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初めて真近で見る大きな釜戸とお米の炊き上がりに感動したのと同時に、

煤で目がショボショボ。。普段の炊飯器では味わうことの出来ない体験です。

この炊き立てご飯を奥様と2人で握ってこの地域の郷土料理である『けんさ焼き』

を作りました。

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丸いおにぎりをギュッと強く握って平たくし、囲炉裏でじっくりと両面焼きながら

奥様手づくりの生姜味噌を塗って、味噌を軽く焦がす様にひっくり返して焼く。

シンプルでありながら一つ一つの作業は時間をかけて丁寧に作る。

囲炉裏に火をつける。皆で囲んで語らいながら出来上がりを待つ…

全部が一つになってとっても幸せな食空間が出来上がる事に気付きました。

この『けんさ焼き』は昔、夜長く起きていた時、夜食のようにして

囲炉裏を囲んで食べられていた家族団らんのものだったそう。

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その他に南蛮に味噌を挟んで大葉で包んで焼いた南蛮味噌

・自家製のお漬物・茄子の煮浸し

・のっぺい汁を振る舞い…このメニューの野菜は殆ど奥様が育てた野菜です。

一つ一つの素材にも手を尽くす想いが食事をさらに豊かで

あたたかいものになること、人と人を繋げて語らう、笑う…本来の囲炉裏の力や

当たり前だった存在を昼食作りから身をもって体験することが出来ました。

 

そして、午後からはいよいよトークスタート!

囲炉裏は常に人とつながっている場であり、人々の語らい、躾、遊び、

気心が知れる仲間との食事の中心であったこと。家々の食文化の場。

いつの間にか囲炉裏端が無くなっていくと同時に、

人と人の関わり方も変わってきたこと。仕事の変化。

食事を一人で取ることの意味。

囲炉裏の火が持つ力。

等々地域や人を見続けお話をして下さることで消費生活が根づいていた事に

気付かされたり、生活そのものを考える貴重な時間を頂くことができました!

私たちの変化していった「暮らし」の骨格。いろりを囲んで語らう機会。

 

 

KOKAJIYAに入ると目に入る大きな一枚板の座敷テーブルも、

囲炉裏のように人と人が繋がる語り場でありますように…

 

KOKAJIYAスタッフ  清水

 

 

 

 

 

 

 

 

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