私の好きなKOKAJIYAについて

先日KOKAJIYAへ行ったときに、スタッフと話した『kokajiyaの好きなところ』。

もちろん私にも沢山ありますが、スタッフに聞くと

もう、それはそれはみんなそれぞれの「好きな場所」があることに気がつきました。

これを定期的にホームページでもご紹介して行きたいと思ったので、

勝手にシリーズ化します。

皆さんも、是非これを見て、実際の場所も見てみて下さい。

さて。ショップスタッフの愛着のこもった場所はどんな場所でしょうか。

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「一番好きな映画(三島由紀夫 作『春の雪』)のセットを思わせる大正ロマン風の照明 。」

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「トイレの内側の鍵。閉め忘れてあけられたり壊れそうにもろそうだったり…でもなんだか懐かしい。」

スタッフ 相場

これはもとからこの場所にあった照明です。その事にもびっくりですがきっとオシャレな家の方だったのでしょう。ですが最初は民家の照明器具として天井の上のほうにぴたっとくっついた状態でした。今回のリノベーションでは照明作家さんの助言で大きなチェーンを付けて少し高さを下げました。するとあっという間にレストラン空間へ一変!照明が近づいた事でより細かなディティールが目で見てわかり、華やかさが伝わります。

トイレの鍵は、閉め忘れたり、そもそも鍵だとわからなかったりして変えるか変えないか悩んだあげく、そのままの仕様にしたものです。鍵はどこですか?と聞かれた事も。トイレの内装仕様は壁を漆喰で塗って、照明器具を変えました。角にスタッフが生ける四季の花もなかなか良いです。

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「入り口の鉄板です。準備中のまだ民家にしか見えなかった店内にこれがはまり、レストランへと変わったな〜としみじみして何度も見た覚えがあります。夏の雨の日にspace design Takumiの斉藤巧さんと熊倉さんと三人で運んで、濡れたら錆びちゃうんじゃ無いかと心配したり、薄さのわりにあり得ないくらいの重さだったりで相当ビビりました。」

シェフ 汐見

確かにこのテッパンをfixにする提案(ツムジグラフィカデザイナー高橋さんのご提案)には一同度肝を抜かれましたが、この鉄板、時間をおうごとに、人のいる空間ならではの空気と共に錆びていったり質感を変えて行っていることが感じられます。また、小鍛冶屋というこの家のアイデンティティーを表現する素材として一番表に出て表現している素材です。また、常に花を飾ってある場所でもあるので、より一層季節感と物質感が引き立っています。

そして、本当にものすごい重かったらしいです。半分以上DIYというこの空間はシェフ二人の情熱と、汗と涙の結晶でもあります。

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「小鍛冶屋に住み着くネコ(気まぐれオーナー)からの視点でみた鯛車。いつ食べてやろうかなんて考えてたり。 昼の灯りをたっぷり溜め込んだ分、まるで『目印代わり』といでもいうように夜は鯛から灯りを発して薄暗い廊下に温かさを与えます。」

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「小鍛冶屋のシンボルであるオリジナルランタン。まずはお客様へ『外はさむかったでしょう、お帰りなさい』といでもいうように灯りを点けると不思議と心が落ち着くこのランタン。 ちょっと外の様子もみたいな、なんて時にも廊下には案内人が待っていたかのようなほっとするする灯りが。昼は外からの光で作られる灯り窓は、夜になるとこんなカタチに変化しています。」

スタッフ 細貝

廊下に出ると長い縁側が続きます。ここの古材の質感がとっても良く、最初に見た時ときめきました。懐かしいな。この鯛車はもちろん巻町のもの。この小さな鯛車、原宿のビームスの中の“fennica”で売っていたのはご存知ですか?今も売ってるのかな?ルームライトとしても素敵なこの民芸鯛車。今ではすっかりkokajiya縁側の主役です。そして、この建物の元々の主であった猫ちゃんも、きっと狙っているはず。(もちろん室内にはもういませんけどねw)

そして、kokajiyaマークのオリジナルランタンは建築設計士の田中洋人さんの提案で出来たもの。白根の板金屋さんが作ってくれました。お気づきの方も多いと思いますが、同じく和室のテーブルの足も田中さんの提案です。

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「生まれて初めて出会った、電球を回すタイプのライト。スイッチの無いこの照明を付けたり消したりする度に己の無知すら大きく包んでくれる様な、包容力を感じます。」

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「ステレオボックス。 何処からともなく流れてくるJazzはなんとこの箱の中から。 初めてお客としてKOKAJIYAに来た時に見た時からの一目惚れでしたー!笑」

スタッフ 清水

スイッチの無い照明器具は二階室礼の一角にあります。その他の照明も特に二階のものはもとからあるものも多く、今は手に入らないものも多いのかなと思います。灯りの広がりも暖かくキレイです。

スピーカーの入った宝箱ももとからkokajiyaに眠っていたもの。といっても最後までここに残っていたという事は価値があるものでは無いようなのですが、残置物のどれをとってもそうであるように私達には大事な宝物です。スピーカーがちょうど入る事を発見した瞬間の衝撃は、スタッフみんなが忘れないでしょうw

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「特殊技法で木目を浮き上がらせる仕様の、倉井木工の倉井さんによる伝説の「倉井フィニッシュ」天板。オープン直前に届いた座卓の天板は塗られておらず、もしかして自分たちで塗るのかなー⁉︎っていう現実を受け入れられなかったあの日を忘れない。」

オーナーシェフ 熊倉

『倉井フィニッシュ』というのは、倉井さんの作業の早さと技術の素晴らしさ、納品の早さと登場が颯爽としていてかっこいい&いつの間にかいなくなっていて出来上がっている小人の靴屋的仕事姿が伝説になるという事で、家具の発注をした事がある関係者数名が付けた表現です。和室の座卓テーブルがオープン直前の最後の最後まで一番悩んだところでした。最終的に木材の提案を田中さんが、木材の仕上げ提案と施工を倉井さんがやってくださり、納品されたものをスタッフが色づけし、ワックスをかけました。私も、オープンの3時間前までこれの表面にヤスリかけてたの一生忘れない…w

特殊加工で木目を浮き上がらせたこのテーブルは見事に空間とマッチしており、ここでも魔術師倉井にしてやられた感たっぷりです。ちなみに、水と土の芸術祭、シェアキッチンのカウンターと開封式の黒板扉を作ってくださったのも倉井さん。daidocoの空間作りにとっても無くてはならない存在の方です。

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あーーーー。書いたかいた。

しかし、みんな好きなんだなぁこの空間。

沢山の専門家のアイディアと技術の結晶であったり思い入れあるこの場所の残置物でもある

kokajiyaの「ものたち」。

今後も時々こうして紹介していきたいとおもいます。

いやー、こりゃまだまだあるなー。

 

 

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